MINATOYA SAUNA|猪苗代湖にダイブする絶景アウトドアサウナ体験レポ

アウトドアサウナ

MINATOYA SAUNA(ミナトヤサウナ)は、福島・猪苗代湖の砂浜に立つ、ホテル併設のアウトドアサウナ。最高120℃まで攻められるMORZHのテントサウナ、蒸したら数歩でそのまま飛び込める”日本第4位の湖”の水風呂、対岸の山並みと湖面を独り占めするタープ下の外気浴——そして締めには併設ホテルの大浴場まで。自然の中で「ととのう」を全部盛りにした一軒を、実際に訪れた体験からレポートする。

福島県・猪苗代湖。磐梯高原の懐に広がるその湖畔に、老舗の「LAKE SIDE HOTEL MINATOYA(ホテルみなとや)」がある。ここが夏に展開しているのが、砂浜のプライベートビーチを使った本格アウトドアサウナ「MINATOYA SAUNA」だ。

目の前には、どこまでも続く青い湖。振り返ればテントサウナから煙突が伸び、パチパチと薪の爆ぜる音が聞こえる。「サウナ→湖にダイブ→湖を眺めて外気浴」という、これ以上ないほどシンプルで贅沢なサイクルが、ここには完成している。

LAKE SIDE HOTEL MINATOYA(ホテルみなとや)の外観。青空の下、Bakery&Restaurantの看板が見える白い建物

MINATOYA SAUNAとは — 猪苗代湖の砂浜に立つ、ホテル併設アウトドアサウナ

MINATOYA SAUNAは、福島県耶麻郡猪苗代町にある「LAKE SIDE HOTEL MINATOYA」が運営するアウトドアサウナ施設。猪苗代湖に面したホテルのプライベートビーチに、テントサウナを設置して楽しむスタイルだ。

母体となるホテルみなとやは、「国民宿舎」や「福島県観光連盟協定旅館」の銘板が掲げられた老舗宿。その歴史ある宿が、湖畔という最高のロケーションを活かして始めたのがこのサウナで、単なるテントサウナ体験にとどまらない安心感と快適さがある。

最大の魅力は、なんといってもロケーション。猪苗代湖は琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖に次ぐ日本で4番目に大きい湖。その広大な湖がまるごと”水風呂”になり、対岸には山並みが連なる。都会の喧騒からも、人混みからも切り離された、静かで開放的な時間がここにある。

アクセス・営業

アクセスは、JR磐越西線「猪苗代駅」からタクシー・バスで約10分、車なら磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」から国道49号経由で約10分駐車場は約50台と余裕があるので、遠方から車で訪れても安心だ。

利用は1枠3時間制の予約制。日帰りはネット予約または電話予約、宿泊プランは電話予約で受け付けている。ビーチでのアウトドアサウナという性質上、グランピングを含むアクティビティは冬季に営業を休止することがあるため、訪問前に必ず公式サイトで営業状況を確認しておきたい。

テントサウナ — MORZH/MORZH MAXと、地元・福島の薪ストーブ

MINATOYA SAUNAのMORZHテントサウナ内部。薪ストーブに積まれたサウナストーンと煙突、木のベンチ

主役のテントサウナは、サウナーに人気のロシア発「MORZH(モルジュ)」を採用。定員の異なる2タイプが用意されている。

  • MORZH — 4人用のスタンダードモデル。ソロや少人数で、じっくり自分のペースで楽しみたい人に。
  • MORZH MAX — 8人用の大型モデル。グループやファミリーでわいわい過ごすのに最適。

MORZHは保温性の高い断熱テントで、外気に左右されずしっかり熱を溜められるのが特徴。熱源には薪ストーブを使い、セルフロウリュが可能。ストーンに水をかければ、ジュワッという音とともに一気に蒸気が立ちのぼる。

温度は最高120℃まで上がる本格仕様。薪ならではの、やわらかくも芯まで届く熱が心地よい。実際に訪れたときも、しっかり汗をかける熱量があった。特筆したいのが、使われているサウナストーブが”地元・福島のメーカー”製だということ。地域のものづくりへのこだわりが、この熱の質にもつながっているように感じた。

さらに、ロウリュ用の天然アロマやヴィヒタ(白樺の枝葉の束)もオプションで用意されている。香りを立ててリラックスしたり、ヴィヒタで体を叩く”ウィスキング”を楽しんだり——フィンランド式の本格的な楽しみ方まで手が届くのがうれしい。

水風呂 — 目の前は猪苗代湖。そのまま湖にダイブする爽快感

猪苗代湖の砂浜に設置されたMINATOYA SAUNAのMORZHテントサウナと、湖・山並み・青空の絶景

MINATOYA SAUNAの”水風呂”は、なんと猪苗代湖そのもの。テントを出て砂浜を数歩、そのまま湖にザブンと入水できる。人工の水風呂では絶対に味わえない、圧倒的なスケールのクールダウンだ。

湖畔は遠浅(水深およそ40〜60cm)になっていて、いきなり深くならないので安心。火照った体を沈め、目の前に広がる山並みを眺めながら冷やす時間は、まさに格別だ。

水温は季節によって大きく変わるのがこの水風呂の面白さ。実際に訪れた7月は、水温がおおよそ20度台後半ほどで、キンキンというよりはマイルドで長く浸かっていられる心地よさだった。一方で寒い時期は一桁台まで下がることもあり、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれる。天然の湖ならではの、生きた水風呂だ。

なお、天候や湖のコンディションによって遊泳・入水の可否が変わることもあるため、当日の案内には従ってほしい。

外気浴 — タープの下、対岸の山並みと湖を独り占め

MINATOYA SAUNAのタープ下から望む猪苗代湖。リクライニングチェア2脚と、湖・対岸の山並み・青空

そして、この施設の”ととのい”を決定づけるのが外気浴。砂浜にはタープがしっかり張られていて、日差しの強い日でも日陰で快適に休める。夏の湖畔は日差しが強いので、この心配りが本当にありがたい。

チェアはガーデンチェアが標準。さらにオプションのレンタルで、フルフラットになるインフィニティチェアやハンモックも用意されている。せっかくなら、体をあずけきれるインフィニティチェアを借りて、湖を眺めながらとことん脱力するのがおすすめだ。

湖から吹き抜ける風、視界いっぱいの水面と山並み、頬をなでる陽の温もり——実際に訪れた最高気温36℃の晴天の日も、湖を渡る風のおかげで暑さは気にならず、かなり気持ちよくととのうことができた。人もそれほど多くなく、落ち着いて過ごせる静けさも、この場所の大きな魅力だ。

ととのいの流れ — 薪の熱→湖ダイブ→湖を眺める外気浴

MINATOYA SAUNAの砂浜の休憩スペース。タープの下にリクライニングチェアとガーデンチェアが並び、奥にテントサウナが2張

実際にMINATOYA SAUNAで味わった「ととのい」の流れを、追いかけてみよう。

まずはMORZHのテントサウナへ。薪の爆ぜる音を聞きながら、じんわり体を温めていく。物足りなくなったらストーンにセルフロウリュをひとかけ。蒸気が一気に立ちのぼり、120℃の実力を体感する。天然アロマを垂らせば、香りに包まれてさらに深いリラックスへ。

十分に汗をかいたら、テントを出て砂浜を数歩。そのまま猪苗代湖にダイブする。遠浅の湖に身を沈めると、夏でもひんやりとした水が火照った体を包み込む。目の前には対岸の山並み。この開放感は、湖の水風呂でしか味わえない。

そして締めは、タープ下のチェアでの外気浴。インフィニティチェアに身を預け、目を閉じる。湖を渡る風が、まだ熱を持った肌の上を通り抜けていく。水音と鳥の声、視界いっぱいの青。「自然と自分だけが溶け合っていく」ような、深い多幸感に満ちたととのいがそこにあった。

受付・アメニティ・レンタル — 手ぶらでも本格サウナ

MINATOYA SAUNAの受付まわり。ENJOY SAUNAの入り方ポスターや国民宿舎の銘板、貸出用の菅笠が並ぶ

受付まわりには、「ENJOY SAUNA」と題した”サウナ→クールダウン→休憩”の入り方ガイドが掲示されていて、初心者でも安心して楽しめる配慮がある。貸出用の菅笠(すげがさ)が並んでいるのも、湖畔サウナならではの粋な演出だ。

レンタル・オプションも充実している。

アイテム 料金(目安)
サウナポンチョ 1,100円
インフィニティチェア 550円
サウナハット 550円
ロウリュ用 天然アロマ 550円

水着とタオルさえ持っていけば、あとは現地のレンタルで十分楽しめる。タトゥーもOKなので、その点を気にせず利用できるのもアウトドアサウナの良いところだ。

締めは併設ホテルの大浴場 — サウナ後の”もうひと風呂”

MINATOYA SAUNAのうれしいポイントが、併設するホテルみなとやの大浴場を利用できること。テントサウナと湖でしっかり整えたあと、最後に温かいお湯でゆっくり体を温め直せる。

しかもプランの利用時間外でも大浴場に入れるので、砂を落としてさっぱりしてから帰路につける。アウトドアサウナは”締めのお風呂”が悩みどころになりがちだが、その心配が一切ないのは大きな強みだ。館内にはベーカリー&レストランもあり、サウナ後の”サ飯”にも困らない。

料金プラン — 人数が増えるほどお得

料金は3時間制で、テントの種類と利用人数によって決まる。以下は日帰りプランの目安だ。

プラン 料金(1名あたり)
MORZH(4人用) 1名 5,500円/2〜3名 5,000円/4名以降 4,500円
MORZH MAX(8人用) 2〜3名 6,000円/4〜5名 5,500円/6〜7名 5,000円/8名以降 4,500円

見てのとおり、人数が増えるほど1人あたりの料金が安くなる設計。グループで行けば1人4,500円ほどで、絶景の湖畔サウナを3時間たっぷり楽しめる計算だ。さらにホテル宿泊者は各1,000円割引になるので、泊まりで訪れるとよりお得になる。料金は変更されることもあるため、予約時に公式サイトで最新情報を確認してほしい。

宿泊とあわせて — “泊まって、朝から湖サウナ”という贅沢

MINATOYA SAUNAは、母体がホテルだからこその宿泊プランも用意されている。テントサウナ体験と宿泊をセットにすれば、慌ただしい日帰りではなく、猪苗代の自然をまるごと味わい尽くせる。

湖畔で夕日を浴びながらととのい、ホテルに泊まって、翌朝もう一度湖を眺める——そんな贅沢な過ごし方ができるのは、ホテル併設サウナならでは。連休などにゆっくり訪れて、心ゆくまで滞在したい場所だ。

こんな人におすすめ

  • 天然の水風呂で豪快に整いたい人 — 猪苗代湖にそのままダイブする爽快感は唯一無二
  • 絶景の中でととのいたい人 — 湖と対岸の山並みを望むタープ下の外気浴は格別
  • 本格テントサウナを楽しみたい人 — MORZH+薪ストーブ+セルフロウリュで最高120℃
  • グループ・ファミリーで行きたい人 — MORZH MAXなら大人数OK、人数が増えるほど割安
  • サウナ後の設備も重視する人 — 併設ホテルの大浴場・レストランで締めまで快適
  • 泊まりでゆっくり過ごしたい人 — 宿泊プランで”朝から湖サウナ”も

一方で、キンキンに冷えた深い水風呂や、屋内の空調が効いた快適さを最優先する人には方向性が異なる。「大自然のスケールの中で、湖と一体になって整う」——その体験にこそ価値を感じる人に、心から刺さる場所だ。

周辺情報 — 猪苗代・磐梯・会津のサ旅拠点として

MINATOYA SAUNAがある猪苗代町は、磐梯山と猪苗代湖に抱かれた福島有数の観光エリア。野口英世記念館や、天鏡閣、周辺の温泉地など、立ち寄りスポットにも事欠かない。会津若松の城下町へも足を延ばせるので、サウナを軸にした”サ旅”の拠点として使い勝手がいい。

サウナのあとは、会津の郷土料理やそばを味わうのも王道。とはいえ館内のベーカリー&レストランも便利なので、まずはここでひと息つくのもいい。

同じく大自然のなかで楽しめるアウトドアサウナが好きなら、℃HILL VALLEY 養老渓谷WALLOWS sauna & dinerのレビューも参考にどうぞ。テントサウナそのものをもっと知りたい方はテントサウナ完全ガイド、サウナの基本はサウナの正しい入り方完全ガイド、セルフロウリュのコツはセルフロウリュ完全ガイドもあわせて読んでみてほしい。

施設情報

項目 内容
施設名 MINATOYA SAUNA(LAKE SIDE HOTEL MINATOYA/ホテルみなとや)
住所 福島県耶麻郡猪苗代町翁沢長浜870(〒969-3285)
電話 0242-65-2111
営業 3時間制・予約制(グランピング等は冬季休止あり)
料金 MORZH(4人用)1名5,500円〜/MORZH MAX(8人用)2〜3名6,000円〜(いずれも人数が増えるほど割安・宿泊者1,000円引き)
テントサウナ MORZH・MORZH MAX/薪ストーブ(地元福島製)・セルフロウリュ可/最高120℃/アロマ・ヴィヒタあり
水風呂 猪苗代湖に直接入水(遠浅・水深約40〜60cm)/季節変動(夏は20度台後半、冬は一桁台)
外気浴 タープ下にガーデンチェア/インフィニティチェア・ハンモックはレンタル
レンタル サウナポンチョ1,100円/インフィニティチェア550円/サウナハット550円/ロウリュ用アロマ550円
併設 ホテル大浴場(プラン時間外も利用可)・ベーカリー&レストラン・駐車場約50台
アクセス JR磐越西線「猪苗代駅」からタクシー・バス約10分/磐越道「猪苗代磐梯高原IC」から約10分
その他 タトゥーOK/宿泊プランあり(テントサウナ体験付き)
公式サイト http://h-minatoya.com/sauna

※料金・営業期間・設備は変更される場合があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. MINATOYA SAUNAとは?

A. 福島・猪苗代湖の砂浜にある、ホテル併設のアウトドアサウナ施設。「LAKE SIDE HOTEL MINATOYA(ホテルみなとや)」が運営し、MORZHのテントサウナ、猪苗代湖にそのまま入水する水風呂、タープ下の外気浴が楽しめる。締めには併設ホテルの大浴場も利用できる。

Q. 料金はいくら?

A. 3時間制で、MORZH(4人用)が1名5,500円・2〜3名5,000円・4名以降4,500円、MORZH MAX(8人用)が2〜3名6,000円〜と、人数が増えるほど1人あたりが割安になる。ホテル宿泊者は各1,000円割引。最新料金は公式サイトで確認を。

Q. 水風呂はどんな感じ?

A. 猪苗代湖にそのまま入水する天然の水風呂。遠浅(水深約40〜60cm)で、水温は季節で大きく変わる。訪問した7月は20度台後半とマイルドで、寒い時期は一桁台まで下がる。湖と山並みを眺めながら冷やす爽快感は格別。

Q. サウナの温度は?

A. MORZHのテントサウナは薪ストーブで最高120℃まで上がる本格仕様。セルフロウリュが可能で、地元・福島製のストーブが使われている。天然アロマやヴィヒタもオプションで用意されている。

Q. 手ぶらでも行ける?

A. 水着とタオルがあれば楽しめる。サウナポンチョ(1,100円)、インフィニティチェア(550円)、サウナハット(550円)、ロウリュ用アロマ(550円)などのレンタル・オプションが用意されている。タトゥーもOK。

Q. サウナ後にお風呂に入れる?

A. 入れる。併設するホテルみなとやの大浴場を利用でき、プランの時間外でも入浴可能。砂を落としてさっぱりしてから帰れるのがうれしい。館内にベーカリー&レストランもある。

Q. アクセス・駐車場は?

A. JR磐越西線「猪苗代駅」からタクシー・バスで約10分、磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」から約10分。駐車場は約50台ある。

Q. 冬でも利用できる?

A. ビーチでのアウトドアサウナのため、グランピングを含むアクティビティは冬季に営業を休止する場合がある。訪問前に必ず公式サイトで営業状況を確認してほしい。

まとめ — 湖にダイブする、スケール最大級のアウトドアサウナ

MINATOYA SAUNAは、MORZHの本格テントサウナ、猪苗代湖にそのまま飛び込む天然の水風呂、対岸の山並みを望むタープ下の外気浴、そして締めのホテル大浴場まで——アウトドアサウナに求めるものが、圧倒的なスケールでそろった一軒だ。

おすすめポイント

  • 猪苗代湖にそのままダイブできる、唯一無二の天然水風呂
  • MORZH/MORZH MAX+地元福島製の薪ストーブで最高120℃・セルフロウリュ可
  • 湖と山並みを独り占めするタープ下の絶景外気浴
  • 人数が増えるほど割安で、グループ・ファミリーにも最適
  • 併設ホテルの大浴場を時間外でも使えて、締めまで快適
  • 宿泊プランで”朝から湖サウナ”も楽しめる

大自然のスケールの中で、湖と一体になって整う——その体験は、想像以上に心を解き放ってくれる。連休にゆっくり訪れて、また必ず帰ってきたくなる、そんな福島の名サウナだった。福島・会津方面へサ旅に出るなら、ぜひ予定に組み込んでみてほしい。

詳細・予約は公式サイトから: MINATOYA SAUNA 公式サイト

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